2019年12月19日木曜日

子ども虐待防止策講演会を大阪まで聞きに行きました

http://www.mizu-support.com/

エースプロジェクト代表の成木ともです。

12月15日に大阪まで行き、「Power to the Children in Osaka 2019」という子ども虐待防止策の講演会に参加してきました。
講師はフリーライターの今一生(こん・いっしょう)さんです。

子ども虐待防止策の講演会スタッフによるブログのリンクを貼っておきます。

昨年は主催者として、東広島市で子ども虐待防止策の講演会を開催しましたが、今年は参加者として一番近くで開催された大阪まで講演会を聞きに行きました。



最初に虐待サバイバーの方による自分が親から虐待されたことについて書いた「親への手紙」の朗読がありました。
「本当に親がこんなことを子どもに対してしたのか!?」
と驚いた内容もありましたが、当事者の方が辛かった体験を思い出しながら朗読するって、本当に勇気がいると思いました。

自分自身もLGBTQ当事者であることについて、学生時代にクラスメイトから「そんなのおかしいよね」と否定されたり、学校の先生に勇気を出して打ち明けても真摯に聞いてくれる教師が少なくて絶望したことを10数年経った今でもそのことがフラッシュバックすることがあります。
だから、虐待サバイバーの方の気持ちが少しだけわかるような気がします。

子どもの権利についての説明
 
 
講演会の内容としては、「なぜ30年も子ども虐待相談件数を減らせないのか?」と言うところから始まりました。
その理由は、これまで国がやってきた虐待防止策が失敗しているからではないのか。
なぜ、虐待が起きてから対処するのか、虐待が起きる前の対処にもっと力を入れることはできないのだろうかという話でした。

「親の持つ親権が強すぎて、子どもたちが虐待親から逃れられない」
「子どもたちは虐待とは何なのかを学校で教えられていない」
「日本では子どもの権利と言うものがないに等しい」
などの問題点を指摘。

そこで、子育て支援をしている「アズママ」の取り組みの紹介、実際に親から虐待を受けてきた虐待サバイバーによる「こんな仕組みがあったら良かった」などの紹介がありました。

会場では「毒親アートフェス」も同時開催していました。
虐待サバイバーおよびこの活動に賛同した人たちによるアート作品が展示されていました。

毒親アートフェス


さらに大阪のスタッフの方が講演会の様子を動画で撮影してくれました。
よろしければ時間がある時に、是非観てくださいね。




大阪のスタッフのみなさん、講師を務めた今さん、この講演会で出会ったみなさん、本当にありがとうございます!!



今回のブログは以上です。